私たちメディカル事業部は、1941年に東京都の保谷町(現在の西東京市)で設立されたHOYA株式会社の眼内レンズ部門 です。「品質」「信頼性」「社会貢献」「細部の追求」という理念のもと、1987年に国産初となる眼内レンズ(IOL)の製造を開始しました。アジア太平洋地域での事業を拡張するため、2004年にシンガポールに製造工場を開設し、2011年には同国にグローバル本部を移転しました。更に、2017年にタイのランプーンに2か所目の製造工場を開設しました。
製品としては、1994年に世界で初めて黄色着色ポリメチルメタクリレート(PMMA)製の1ピース眼内レンズを発売しました。その後、日本とヨーロッパにおいて折り畳み可能な疎水性アクリル製眼内レンズを発売し、更にアジア太平洋に販売地域を拡大しました。そして、2007年には世界初となるプリロードタイプの疎水性眼内レンズ「iSert」を発売し、2009年には事業を米国にまで広げました。
更に1ピースタイプのiSertを発売した後、材質を一新した「Vivinex」を世に送り出し、直近では2017年にヨーロッパにてVivinexのトーリックタイプである「Vivinex Toric」をリリースしました。
当社はこれまで、600万枚以上のプリロードタイプ眼内レンズを販売してきました。現在の主力製品であるVivinexは2018年7月までに100万枚以上の販売を記録し、信頼性を示しています。